半田重工業の歴史
半田重工業の歴史の始まり(戦前・戦中)
【主な出来事】
1937年12月 半田重工業所として創業
1938年4月 東洋ベアリング製造株式会社(現在のNTN株式会社)と取引を開始
1943年6月 現在の半田重工業株式会社を設立
【弊社の動向】
1937年12月25日、創業者の新美利秋は農家出身ではありましたが、長年夢見ていた会社経営を実現するために、27歳の時に愛知県半田市において半田重工業所を創業しました。
創業当初は、軍事部品(大砲の弾等)を生産しました。
その後、東洋ベアリング製造株式会社(現在のNTN株式会社)との取引を開始し、ベアリングを造るための特殊な専用機(ボールレースグラインダー等)を製作し、事業を拡大させピーク時には大阪、名古屋で、あわせて7つの工場で専用機の生産をしました。しかし、戦争の空襲により工場が被災し事業の縮小が余儀なくされ、苦難の始まりとなりました。
現在の主幹事業(フォークリフト部品生産)の開始(戦後)
【主な出来事】
1947年 株式会社豊田自動織機と取引開始
1953年9月 台風13号で被災(1.4Mの工場浸水により稼働停止)
1956年4月 フォークリフト1号機用マスト生産
1959年9月 伊勢湾台風上陸(53年の教訓を生かし被害最小限)
【弊社の動向】
現在の主な取引先である株式会社豊田自動織機との長期にわたる取引が始まりました。
その後、台風等の自然災害も乗り越え、農機具(精麦機)の生産やニードルベアリングの製作トライ等、着実に業務を拡大してきました。
そして、いよいよ現在の主力製品であるフォークリフト部品の生産が始まりました。
会社(生産)拡大(成長~安定期)
【主な出来事】
1971年1月 億田工場操業(現在の本社工場)
1983年 愛知車両株式会社(現在の株式会社アイチコーポレーション)と取引開始
2004年4月 本社工場を億田工場に集約統合
2006年11月 301工場を増設、操業開始
【弊社の動向】
株式会社豊田自動織機からはフォークリフト関連の仕事(パワステシリンダーや足廻部品)が順調に増え、自動車のエンジン部品やコンプレッサー部品の仕事もいただきました。
油圧シリンダー関係の仕事も、愛知車輌株式会社(現在の株式会社アイチコーポレーション)、小松フォークリフト株式会社(現在のコマツ)、住友エール株式会社(現在の住友ナコ フォークリフト株式会社)、日本輸送機株式会社(現在の三菱ロジスネクスト株式会社)と、大きく取引先を拡大してきました。
その他自社製品として、自転車にフォークリフト機能を持たせた「サイクルリフト」も開発・販売していました。
戦後の復興から日本の高度成長とともに、半田重工業も売上を順調に伸ばし大きく成長してきました。
さらなる発展~新しいモノづくりの未来へ(現在)
【主な出来事】
2020年10月 画像検査装置1号機を納入
2021年6月 「工業系マッチングサイト構築」で事業再構築補助金の採択が決定
【弊社の動向】
半田重工業はその時代時代の世界の動向に合わせ、顧客のニーズに合わせて様々な製品を手掛けてきました。
顧客のために将来を見据えて有望な事業には全力でチャレンジをするという創業の精神は現在にも受け継がれ、最近では画像処理技術を用いた検査装置の開発やIOTの技術を活用した商品・サービスの開発など、分野を問わず新しいことに次々と挑戦しています。
今後も世界とともに成長し、社会に貢献できる企業活動を続けてまいります。